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5階級制覇を目指す白馬/ヘイヴィエール・シントロンVS江藤光喜

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伊藤雅雪VSジャメル・ヘリングのアンダーで日本の江藤光喜とWBOのエリミネーターで対戦するヘイヴィエール・シントロンについて紹介します。五輪メダリストではないがキラキラのアマチュアエリート、そして王道のトップランクです。

ヘイヴィエール・シントロン

スーパーフライ級
168センチ
アマチュア260勝14敗
プロ10勝5KO
トップランク所属

トレーナー
イバン・カルデロン

妥協なきエリミネーター/江藤光喜VSジェイビエール・シントロン

WBOスーパーフライ級王座決定戦、井岡VSパリクテが決定したのと並行してエリミネーターが一足早く開催されます。ここでも意外な動きで日本人が出てきました。相手はあのエマニュエル・ロドリゲスの上を行ってい ...

シントロンは2017年にプロデビューし進化を続けている。

シントロン
「試合毎に良くなっています。ミステイクも犯しましたが修正できました。直近のエリエセール・クエサダ戦がベストパフォーマンスだとおもっていますが、全ての戦いに自信がありプロに適応してきたとおもいます。」

シントロンはプロ3戦目で貴重な経験を味わった。

シントロン
「メキシコのエドソン・エドゥアルドネリとの試合です。計量後に食べ過ぎてコンディションを壊しました。下手な試合をしてしまいました。」

シントロンは今週末、フロリダ州キシミーの伊藤雅雪VSジャメル・ヘリングのアンダーで日本の江藤光喜とWBOのエリミネーターで対戦する。江藤(24勝19KO4敗1分)はシントロンにとって大きなステップだが、問題なくクリアすると確信している。

シントロン
「人生最大の戦いです。こんなに早くチャンスがやってくるとはおもっていませんでしたが、準備ができていることを証明します。江藤は元世界王者です。王者と戦っています。私にない経験を全て持っています。しかし私は皆を驚かせます。江藤が目の前の最大のライバルですが、あらゆる面で準備は出来ています。かつてない大きな仕事をしてみせます。」

江藤は2013年にWBA暫定フライ級王座を獲得したことがある激闘型のファイターだ。

江藤は過去に一度だけKO負けがあるがタフなファイターだ。対するシントロンは若くキャリアが浅いが、江藤より一歩先を行き判定勝ちするだろう。

シントロンはプエルトリコで5年連続全国王者になっただけでなく、世界的にも優秀なアマチュアだった。17歳でロンドン五輪に出場、続くリオ五輪にも選ばれ、プエルトリコ初の2大会連続五輪出場を果たした。

シントロン
「それは挑戦、充実した夢でした。ロンドン五輪後にプロになるとおもっていましたが、アマにとどまり歴史を作りました。それを誇りにおもいますが今はプロとして歴史を作る時です。」

2012年ユースコンチネンタルトーナメントで金メダル
2012年ユースワールドチャンピオンシップでは銀メダル
2014年中米・カリブ海大会銅メダル

プエルトリコハリケーンの一員としてWSBに参加し6勝1敗の記録を残した。元IBFバンタム級王者のエマニュエル・ロドリゲスには2勝、2012年の五輪代表、ジャンソニー・オルティスにも勝利している。

シントロン
「アマチュアでの経験、リングでの知性が私の武器です。」

トレーナーは元2階級王者のイワン・カルデロンだ。

カルデロン
「シントロンはよく動きジャブからのフックが上手い。左利きだけど彼の右は強烈だよ。」

274試合に及ぶアマチュアキャリアを誇るシントロンに技術的な不足はないだろう。アマでもプロでもアウェーで試合をした経験もあり、結果を出してきた。問題は彼のパワーだ。これまで10勝して5KOだが、シントロンは他のアマチュアエリートよりも早い勝負に出た。カルデロンはシントロンが長く活躍するためにその部分の対策に余念がない。

カルデロン
「よりパワフルなパンチを打つために、もっと冷静に落ち着いてパンチを打つように指導しています。その方がパンチの威力が増します。」

シントロンはプエルトリコ北部沿岸の街、バヤモンで生まれ育った。父のハビエルはそこそこに成功したボクサーであり、母親のアラセリスはレフリーやジャッジをしていた。シントロンは野球をしていたが、いつかボクシングをするつもりだった。

シントロン
「子供のころ、父をみて育ったのでボクシングには興味がありました。5歳から今日まで父と一緒にトレーニングをしてきました。野球を熱心にやっていてその時のコーチが今のマネージャー、ピーター・リベラです。野球の他にボクシングやバスケ、様々なスポーツをしました。プロの目標は4階級王者になる事です。神が5階級制覇を認めてくれるならば5階級制覇です。今から歴史を作ります。」

ボクシングを離れるとシントロンやプールで泳いだり、海辺にいって家族と時間を過ごしている。

ロンドン五輪では準々決勝でミーシャ・アロイヤンに敗れる。
リオ五輪では初戦でオルジャス・サティバエフに敗れる。

映像を見た限りでは線が細く典型的なアマチュアっぽい非力さが残っており、とてもエマニュエル・ロドリゲスを2度下した男にはみえない。まだプロとして出来ていない。

昨日書いた、2大会金メダルのロベイシ・ラミレスと同じで

軽量級戦国時代/井上尚弥の上を行く男ロベイシ・ラミレス(アマではね)

バンタム級かフェザー級、トップランクは軽量級に本腰で手を入れるようだ。ライアン・バーネット、モロニー兄弟、井上尚弥、そして五輪2度の金メダリストをここに加えた。ロマチェンコと同じ道を歩ませる方針だ。 ...

現状、どれだけプロ向きかによるとおもう。
記事を読むと技術に自信はあるがパワーがイマイチなのが読み取れる。元名王者のトレーナー、カルデロンはいいパンチを出すために冷静に落ち着いた試合運びを指導しているという。ならば江藤の勝機はここだけだ。相手に考えさせる時間、余裕をなくすこと、落ち着いて試合を組み立てる時間など与えぬこと。パワーで威嚇する事。

江藤はプロのたたき上げ的な選手(アマの実績もあるが)でKO率も高く闘志もあるが、スピード、スキルではとても敵わないだろう。ノックアウトで勝つしか活路はなさそうだ。カルロス・クアドラス戦の教訓が生かせればアップセットを起こせるかもしれない。

シントロンはかなりのテクニシャンだろうから顔面は当たらないだろう。クアドラス戦もそうだった。ボディアタックが活路だろう。

これはピンチではなく究極のチャンスである。

勝者は井岡一翔VSアストン・パリクテの勝者への指名挑戦権を得る。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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