5/26中国・撫州というところだそうです。
先日、勝てる相手に再起したばかりの木村、これからだなぁとおもっていたら即世界戦が決まりました。もはや中国人枠、中国のスター選手です。
メインの久保は脇役、この日の主役は徐灿でしょうが、ネオマール・セルメニョとか徐灿とか2番手、3番手王者が関の山。真正ジムは世界戦を安易に組みすぎな気がする。
木村翔VSカルロス・カニサレス
格下、計量失格やる気なしな相手とはいえ、田中と激闘を演じた木村は風格が漂っていた。こんなに安定感のある強いファイターだったっけ?といえるほど。筋肉量も結構あり、重いプレスとボディが武器の選手だけに、ライトフライ級作れるのというのが心配の種。そして、スキルで魅せる判定型ではない。小さなジムの選手だからあらゆるチャンスを逃がさないのはわかる。
[st-card id=63326 ] [st-card id=57492 ]対するカニサレスは、全王者で最も無名といえそうな存在。試合が決まらないから誰とでもどこへでもという心境は痛いほど伝わる。木村に比べ、かなり小さいとおもうが、この選手も荒っぽい攻撃型、KO型の選手なのでかみ合った激闘になるだろう。
中国のトップアマを下した、プロらしいファイター同士の試合といえそうだ。
[st-card id=53566 ] [st-card id=29794 ]徐灿VS久保隼
徐灿はヘスス・ロハスに勝って暫定(正規に繰り上げされたのかな)王者になったが、ボーナス的なものでロハスの勝ちもありえる内容だった。日本人相手とはいえ、中国市場開拓のため、接戦だとこの男の勝ちになるだろう。
[st-card id=53916 ]しっかり見れなかったが善戦するもロハスの勝ちにみえたけどな。
それでも、とても勝てないとおもっていたが、タフなロハス相手に最後までスタミナを切らすことなく打ち合っていたのでフィジカルもメンタルも久保よりありそうだ。スタイルは単純なファイターボクサーで逃げずに正面から運動量勝負してくるタイプ。対策はしやすい。
対する久保がよくわからない。一応大沢宏晋に競り勝っているので強いのだろうが、スピードもリズムも遅く、のっそりとしたリズムのサウスポーで、結局はフィジカル負け、パワー負けしてしまうタイプにみえる。そこを克服すればやりにくいサウスポーの利点を発揮して戴冠もあるかもしれない。いずれにしてもフェザー級では一番組みやすい王者である。毎回そういう王者を選んでいるが。
[st-card id=13349 ]徐はゴールデンボーイプロモーションと契約した。中国市場開拓の大事な駒なのだ。徐の精神力、手数、怖いのはそこだけだから、あっさりそれにのまれるようだと久保に失望だ。場所、状況を読むに、ノックアウトしないと勝てないだろうが、そういうファイトが出来るだろうか。
伊藤の世界戦と同日、時間は恐らく違うから、チャンネルを見つければなんとか観れそうだ。
けど日本のTVの中継はないだろう。
なんとも微妙な世界戦だな・・・