君は負けてなんかいない/ゲナディ・ゴロフキン

契約書にサインをするだけで何十億という金が入るビッグネームだが、ゴロフキンは沈黙を貫いている。利用するのではなく利用されるこの世界から距離を置き、今はただ安らかな一時を過ごすのみ。

彼の気持ち、決意は誰も知らない。

元統一ミドル級王者のゲナディ・ゴロフキンのトレーナー、アベル・サンチェスによるとゴロフキンは世界王者のベルトを狙っているわけではないと語った。

4月に37歳になったゴロフキンは2018年9月にカネロ・アルバレスに判定負けして以来沈黙を守っている。それまでずっとゴロフキンの目標は4つのミドル級王座を統一する事だった。WBOを除き、ゴロフキンは3つの王座を統一し目標は達成されんとしていた。

指名試合を拒否し、カネロとの再戦を選択したゴロフキンはIBFの王座を剥奪され、カネロに敗れ残りのベルトも失うことになった。現在のところ、ゴロフキンはフリーエージェントであり、どことも契約していないが、DAZNかPBCが有力であると考えられている。

サンチェス
「団体やネットワークの構造上、ゴロフキンが今から4本のベルトを求めていくことは不可能だろう。しかし、実現すべき素晴らしい試合というのはある。まだファンが観たいとおもう試合がたくさんある。だから、ゴロフキンがどこかのネットワークと契約したら発表されるだろう。ゴロフキンが何を思い、どこへ行くのかはわからないよ、彼の意志によるからね。

彼は自分の置かれた状況、様々な選択肢を検討しているんだ。今はボクシングから離れて家族と共に休暇をとっている。数週間後に決断の時が訪れるといいね。彼自身、家族、このスポーツにとって最良の決断をしてくれることを望んでいる。」

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投票が増えても逆転することはないだろう。これが、日本のボクシングマニア(ごく一部)の総意なのだ。記録に土はついても記憶にはつかない。貴殿は1、2戦ともに勝者である。

もう今さらベルトにこだわる段階でもないだろう。
やり残したことがあれば続行して欲しいし、37歳、何かが終わりを告げているならこのままグローブを吊るしても構わない。

エディ・ハーンもデラホーヤもカネロとのトリロジーがやりたい。
それはビジネス、金儲けのためである。

しかし、個人的に、カネロは倒れない。何かに手を染めたバトルサイボーグだ。
そんな、ボクサーではない何者かを相手にする必要はもうない。

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