互いに日本人の標的になりうるってことでこっちに肩入れ
第3代WBC/Youth/バンタム級王者
第11代NABO北米S・バンタム級王者
第12代NABO北米S・バンタム級王者
第13代WBO世界J・フェザー級王者
第6代IBA世界S・バンタム級王者
第40代NABF北米フェザー級王者
WBC/Latino/フェザー級王者
第3代WBC/USNBC/フェザー級王者
第3代WBC/USNBC/S・フェザー級王者
第44代WBC世界フェザー級王者
ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)
Daniel Ponce De Leon
48戦44勝(35KO)4敗
第11代NABO北米バンタム級王者
第2代WBC/Silver/バンタム級王者
IBO世界バンタム級王者
第13代IBF世界バンタム級王者
第26代WBC世界S・バンタム級王者
アブナー・マレス(メキシコ)
Abner Mares
26戦25勝(13KO)1分
メキシカンの古豪とニュースターの対戦、勢いはマレスだがフェザーのキャリアとパワーでポンセ有利かとおもっていましたが・・・
両者、背は低くてマレスの方が大きくみえたくらいでした。
さすがにマレスも初フェザーとポンセのパワーを警戒したのかいつものようなアグレッシブファイトではなくテクニックを活かしたアウトボクシングで慎重な出だし。
きれいなボクシングをするとテクニックもスピードもマレスの方が上です。ポンセは変則でスロースターター気味でもあります。
2ラウンドにいきなりの左フックがタイミングよく当たりポンセがダウン。
マルケスVSパッキャオ4の最初のダウンシーンみたいなクリーンダウンです。
これでマレスに勢いがつくかとおもいきや、ここからエンジンかかったかポンセ、スローで変則だけれども独特のリズムで圧力をかけはじめます。
丁寧に、冷静に戦うマレスですがポンセのパワー、圧力にやや押され気味、得意のローブローまでポンセにやられてしまい苦しい展開になってきました。
徐々にポンセタイムに入ったかと見られた矢先、もみ合いの離れ際にマレスの強い右フックがクリーンにポンセに入りダウン追加、そこからラッシュで右をビシバシ当ててストップを呼び込みました。
予想以上にきれいな形でマレスのTKO勝利、新旧交代劇になってしまいました。
あれだけクリーンなダウンを食らい、ラッシュを捌ききれなかったポンセなのでこの敗戦はやむなしですが、ペースをとりかけていただけに悔やまれる敗戦、続けていればまだわからない展開だったとおもいます。
ドネア戦が実現せず階級アップしたマレスは時間をかけてボクシングを見つめ直しフェザーに適応した練習をしてきたのだろう、今までダーティーテク込みでややパワーレス、ゴチャゴチャした試合が多かっただけに見事にスタイルを確立してきたなと関心しました。
元々、元オリンピック選手で正統派なボクサーファイターですのでこれが本来のマレスなのでしょう。
結果を出し続けているので自信も深めたことでしょう。
しかしやっぱりそんなに強いボクサーにはみえません。平均的な選手という印象です。
3階級制覇は出来過ぎです。
人気者だけにミゲル・ガルシア等との試合もあるかもしれませんがガルシアが上でしょう。
体重超過で王座をはく奪されたハビエル・フォーチュナとかの方が怖い印象があります。
長谷川が成し得たフェザー級制覇ですがやっぱ苦しみましたがマレスにとってもきつい階級ではないでしょうか。
人気選手だけに日本人との対戦は難しそうですがやれば誰ともかみ合いそうです。
ただビッグマッチをものにするあたり、華があり持っている選手なのかもしれません。
若く変なくせがないからこれからも伸びるのでしょう。
ポンセは憎めないキャラクターですが自分よりテンポの速い選手とやるとスカダウンを食ってしまう隙があります。
ダウンは全て、このタイミングでこう食ったらそりゃ倒れるわなな大墓穴でした。勝てる自力はあったとおもうけど。
タフで怖そうな面がある一方でロペスに初回で倒されたりマレスにポカポカ転がされたり読めない選手です。
長谷川の持てったタイトル総なめしてるのでいつか直接対決して欲しいです。