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未来に繋ぐか/清水・八重樫

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ドグボエ株が世界的に急上昇なのでこの記事を上げておきました。ロンドン五輪一回戦、私は清水の勝ちでいい内容にみえます。

以下は先日の観戦記ですが、清水は強かった。巨神兵ともいわれていますね。でもとても不思議、難解なボクシングなのです。ロープに詰まって防戦一方なのにズシリと倒します。そしてフェザー級ですけどね。

清水VSドグボエは1:14くらいから

今日本で最も勢いがあるといえる大橋ジム興行らしい、全勝、全KOの想定内でしたが、内容は充実していました。大橋ジムに所属する様々なホープをみることができましたが、一番関心したのは今日がデビュー戦という森且貴(48キロ契約)という選手。井上尚弥っぽいファイトで見た目だけなら弟の拓真より似ている。

必ず出てくるとおもうので名前をチェックしておこう。
逆にその他は中澤も含め微妙な印象。

目当ての

清水聡VS河村真吾

清水を生で観るのは2回目だが真近でみるのははじめて、やはり不思議なボクシングです。ゆったり、のっそりしています。普通にキビキビして基本に忠実な河村の方がいいサウスポーにみえて、ボコボコ殴るのは清水の方。それでも初回は清水をロープに詰めて攻勢を仕掛けているようにみえる河村のラウンドか。

清水は食っているのか食ってないのかよくわからない。ヒヤヒヤするが全然平気なようだ。

その後もコーナー、ロープに詰めてガンガン攻めるのは河村でも、ほぼ防御し、逆に多彩なパンチをバコバコ決めているのは清水の方なのだ。河村の顔だけどんどん腫れていく。

清水は食っているようで食ってなく、危ういディフェンスなようできっちり守れており、独特のセンスとアマのキャリアが成せる技か、こう動けば食わない、この位置に頭を置けば大丈夫、ここに手をカバーしとけばダメージを受けないというのがわかりきっているかのような身のこなしをする。

ロープ、コーナーに下がってスウェーする日本人ボクサーを信用できないが、清水のスウェーだけは別格だ。遠く、計算された動きで被弾しない、スイスイよける。そしてロープ際でもショートカウンターをズドンと突き刺して河村をダウンさせる。

接戦、河村の善戦のようにみえて終わってみれば河村だけ顔面ボコボコ、ダメージ深刻でレフリーストップ。

清水は相手がガードしていても右ひじを捻った独特な軌道のフックをガードの真ん中にねじ込んでくるし、踏み込まず、手打ちのように打っても固そうなパンチが相手にボコスカ当たります。

接戦のようでいて一方的な圧倒劇でしたが、なぜか接戦にみえてしまう、苦戦、パンチを食っているようにみえてしまうけど、よくみると外しているのです。

見栄えのいいボクシングではないという点で判定ではなくKOで決めるタイプか。

しかしこれが、もっとスピーディーで回転力やパワーのあるタイプ、フォローの利いた伸びるパンチ、オスカー・バルデスやゲイリー・ラッセルのハイテンポにも通じるのかは疑問です。さすがに無理におもえてなりません。

ヒヤヒヤにみえて実は完璧な身のこなし、ディフェンスの型と、相打ちのようで相手だけ効いてボコボコになる謎のパワーとパンチのバリエーションに唖然としてしまいました。

しかし繰り返すが、わかりにくい、見栄えは悪い。このまま世界に通じるのかは全くわかんない。
伝わりにくい強さでTV向きじゃないような気もする。

今日は食わないで試合できてよかったと言ってました。
食ってるようにみえるんだが、ボコボコなのは相手だけという・・・

八重樫東VS向井寛史

人それぞれ感想は異なるだろう。

今日の八重樫はファイターでした。ジャブを捨て、ステップインしたら連打でボクサータイプの向井を潰すようなパワーファイト。若い頃のような速さや勘に頼らず、色々削ぎ落し、今の八重樫に出来る最も効果的なスタイルに変えてきた印象。パンチは力みがち、しかし八重樫らしいスピードや回転力は健在。

終始八重樫が少しだけ押し気味で強気に仕掛けていきますが、アマ出身で骨太なキャリアがある向井の技術やインサイドワークも冴えて、接戦、熱戦といえる内容。向井につけるジャッジがいてもおかしくはない。

雑で強引なところのある八重樫にパンチがガンガンクリーンヒットし6回にはあわやKOかタオルという見せ場も作った。しかしパワーレスにみえる向井のパンチなら平気だと悟ったか、今日の八重樫はやや余裕があるようですぐに反撃し倍返し。

向井が怯む、効いたそぶりをみせると三浦隆司の漫画のようなぶん回しフックや連打で打ちまくり、最後は向井が根負け。向井はいつもこんな感じで見せ場は作るも我慢比べで負けて崩れ落ちるような結末が多い気がする。

スーパーフライ級ではかなり小柄な八重樫、いままで培ってきた経験とこの階級での戦い方を考えて、アウトボクシングは捨て、激闘ファイターにスタイルを固めてきたようにみえた。向井対策だけかもしれないが。

パンチの音やパワーは向井より八重樫の方が強そうでしたが、やはり細かい所が雑でコツコツ被弾するし、6回のピンチが向井でなかったら(もっとパンチャーだったら)倒されていただろう。

それでも中途半端なボクシングをして負けるよりはずっと気持のいい、肝が座った根性ファイトでした。スピードや反応は落ちているだろうが、経験値と35歳なりの戦い方を感じた。

やっぱり激闘王、ファンがエキサイトするのはわかるが、被弾多く心臓に悪い。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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