疑問符付きのメガマッチ/カネロ・アルバレスVSジャーメル・チャーロ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
カネロ | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 118 |
チャーロ | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 109 |
ボクシングの主役、大人気のメキシカンヒーローと米国黒人、カネロVSジェイコブス以来か。
国歌斉唱はアメリカの方がよかったな。
チャーロは試合が久しぶりすぎ、2階級アップ。ようわからん。
1R
ちょっと観れない時間がありました。
様子見の両者だがやはりカネロが前に出る。
ジャメールは増量してもジャメールにみえ、ジャモールにはみえない。
カネロ10-9
2R
チャーロ、スロースタートだと厳しいとおもうが初回はおとなしかった。
カネロがプレッシャーをかけてチャーロのガードの上をぶったたく。
チャーロはヒットは許さないもののやはりフィジカルで押されている印象だ。
カネロ10-9
3R
カネロはセコンドで座りもしない。余裕。
チャーロがジャブを出していくがカネロのプレスは止まらない。
カネロの右フックが浅く入り、チャーロはクリンチ。
ここまではカネロのパワーと迫力にチャーロがビビッているように映る。
チャーロのパンチが軽くみえる。
カネロ10-9
4R
チャーロが慎重というべきか、おとなし過ぎるというべきか
見せ場を全く作れていない。
下がりながらのジャブと右を合わせていくが、下がっているので威力がない。
カネロはいつものようになんでもないようにプレスをかけていく。
チャーロは強打はキャッチしているが、劣勢なのは否めない。
チャーロの手数は少し増えた。
もっと右が欲しいな
カネロ10-9
5R
ガードの上でもデカい、派手なパンチはカネロ
チャーロはまだ慎重でこのまま無事でも判定負けだ。
カネロはチャーロのパワーはなんともないようだが
精度は高くない。ただノシノシ追いかけて強打をぶちこみたいだけ。
チャーロとしてはカネロを全く傷つけていないので
非常によろしくない展開だ。
カネロがガンガン追い回すが、チャーロが動いてパンチを打ち込むも
カネロはなんでもなさそうだ。
少しづつ追い込まれたチャーロが打ちに行くがまだ
カネロ10-9
6R
いつものカネロの試合
ノシノシ追い詰めて左フック、右オーバーハンドを強振し
ペースは掴んでいるものの精度が低い。
チャーロは動いてクリンチ、カネロの隙にチョコンとパンチを合わせる。
このままだと後半捕まるか判定負けの流れ。
カネロ10-9
7R
チャーロはよく守っているので大きなダメージ差はないが
SミドルとSウェルターの差を感じさせる内容。
コバレフやスミスと戦ってきたカネロの頑丈さが目立つ。
さすがにこのままでは勝てないのでチャーロが打ちに行くが
逆にカネロに右を打ち返されて膝をつく。
もう限界か、会場がヒートアップする。
カネロはノシノシ歩いて仕留めに行く。
生き物としての基礎体力が違う印象
カネロ10-8
8R
チャーロのいつもの鋭利なパンチは影を潜めており、かなり絶望的な展開。
カネロはスタミナ以外の消耗はなにもなさそうだ。
カネロは楽な方だろうがいつもと同じでなかなかパンチがクリーンヒットしない。
まだコーナーで座らない。
カネロ10-9
9R
チャーロはダウンしたが、肉体的にはそこまで効いていない感じだが
カネロに飲み込まれたまま、時折コンビネーションを打っていくが
会場がシーンとしているからか迫力がないようにみえる。
一方カネロがロープに詰めて強打を振るうと会場が沸く。
ムードは完全にカネロ。
追い回すが空回りしたカネロ
必死さを取り戻しつつあるチャーロ
チャーロ10-9
10R
チャーロは競っているとおもっているのか
相変わらずの展開。
カネロはもうKOするのか判定勝利かだけ。
KOパンチをぶちこみたいが、チャーロの足が止まらず当たらない。
チャーロはこのままでは負け確定だが、戦い方を変えることが出来ない。
カネロ10-9
11R
ここで大きな動きがなければこのままだろう。
チャーロは手ごたえあるパンチが一発もなかった。
同じ展開
カネロ10-9
LAST
チャーロは敗者ながら笑ってカネロを称えるのみだろう。
想定の範囲内の内容だった。
カネロはいつもと同じ。仕留めるだけという余裕な展開ながら
最後まで出来なかった。
チャーロのパンチでは全く効かない。
最後は頑張った
チャーロ10-9
カネロは空振った。
カネロのユナニマス勝利だろう。
ヘスス・ラモスVSエリクソン・ルービン
世界王者級の才能だとおもうが取りこぼすルービンと無敗だがここが試練となるプロスペクトのラモス。ラモスがとても亀ガードで大きなアクションがない。つまらないから他のことをしていたら終わっていた3-0でルービンだそうだが会場はブーイング
ヨルデニス・ウガスVSマリオ・バリオス
途中から。2回にバリオスがジャブでダウンを奪うも、中盤以降は互角の展開、ウガスの右目が塞がっている。元々下の階級ながら背の高かったバリオスがウェルター級の身体が出来上がった感じで基本に忠実も力強い。ウガスは一発当てたいのかやや組み立てが雑。丁寧さを崩さないバリオスに対し、ウガスは突破口がなく、目に加えて口も腫れたか閉じなくなっちゃって見た目でも劣勢がみてとれる。バリオスの試合だろう。12回逆転を狙うウガスにバリオスの左フックカウンターでウガス2度目のダウン。今日のバリオスは強かった。
カネロ・アルバレス(59勝2敗2分、39KO)
ジャーメル・チャーロ(35勝1敗1分、19KO)
いよいよ今週末に迫ってきました。
カネロ33歳はウェルター級あたりからキャリアをはじめて足掛け18年、Sウェルター、ミドル、Sミドル、Lヘビー級を制した。
身長は173センチと小さいが、階級を上げても、常に相手よりパワーとフィジカルが優位という謎の快進撃を続けてきた。負けはメイウェザーとドミトリー・ビボル。
どちらも倒された、効かされたわけではなく、はっきりと技術負け。不倒の剛腕というイメージは未だ損なわれていない。
ジャーメル・チャーロも同じく33歳だが、デビューから一貫してSウェルターで通してきた。世界王者に近づくあたりから倒すコツを身に着けたか、KO勝利が増え、戦績以上のパンチャーぶりで4団体を制した。
身長はカネロより大きく180センチ、前半かなりスピーディーでシャープで危険度が高い。その波を過ぎると精度が落ちていく。
すごいテクニシャンというよりは一瞬のKOアーティストという印象だ。
2人の契約体重は(恐らく)Sミドル級
スーパーウェルター級 69.85キロ
スーパーミドル級 76.20キロ
カネロが現在主戦場にしている階級で、チャーロは一気に2階級ジャンプとなる。
この現実がカネロ有利を後押ししている。Sミドルでも、Lヘビーでも効かされることなく相手を倒してきた驚異のフィジカル。いくらチャーロがKOアーティストといえども2階級下の話なので、少なくともフィジカル、耐久力はカネロが上回るだろう。
この試合は前半で趨勢がわかるだろう。
チャーロのスピードとパワーが通じる、前半でカネロを倒したり、少なくとも効かせることさえできれば番狂わせが期待できるが、カネロが全く無傷で中盤、後半を迎えるようだと徐々にカネロの重圧に削られていくだろう。
かつて、アミール・カーンがカネロに挑み、前半はスピードにまかせてポイントをリードするも、効かせることは出来ず、中盤の一発に沈んだ時のように。
そのくらい、フィジカルに差があるとおもわれるが
最近のカネロは鈍重で精度に欠き
骨格は大きなチャーロが増量してもキレとスピードを維持していたら
の条件付きで番狂わせもありうる。
それはゴングが鳴って3分もすればわかることだろう。
カネロがフィジカルでねじ伏せるのか
チャーロの切れ味がアップセットを呼ぶのか
観ないかといえばやっぱり気になるので観ちゃうだろう。
チャーロを応援しつつ・・・