Don’t be afraid/ゲイリー・ラッセルJrこそフェザー級王者

フェザー級戦線は僕ら素人考えと同じように動いているようです。ゲイリー・ラッセルJr。こういう王者がいると妙に不活発になるのだ。

WBC王者ゲイリー・ラッセルJrは、ゴールデンボーイ所属で、挑戦資格を得たジョセフ・ディアスJrが本当に自分と戦う気があるのか懐疑的です。

ゲイリー・ラッセルJr
「ジョセフ・ディアスは指名挑戦者だけど本当に俺と戦う気持ちがあるのかな、俺は歓迎さ。」

ジョセフ・ディアスはラッセル同様のサウスポーでロンドン五輪代表です。GGGVSカネロのアンダーカードでラファエル・リベラをユナニマスで下し25勝13KOと無敗を維持しています。ラッセルは2年半で2試合しかしていない不活発な王者なので、もう少し積極的に試合がしたいと言いました。

ゲイリー・ラッセルJr
「フェザー級で、俺は恐れられていて、戦いたいという相手が見つからない。もっとアクティブに試合がしたいんだ。来年2月、そして5月にも試合を組みたい。」

ディアスとの指名戦はもちろん、他のフェザー級王者との統一戦も大歓迎だ。

ゲイリー・ラッセルJr
「マレス、サンタクルス、フランプトン・・・誰でもいいさ、ボクシングファンの声を聴いてみてくれ。俺を恐れるな、そろそろやろうぜ、さぁ。」

イマイチ、フェザー級がのれないのは、どの王者もゲイリー・ラッセルの名前を口にしない事です。ファイトマネーは高いけれど、みんなサンタクルスやフランプトンの名前ばかり・・・マレスなどオマケでは?フランプトンの口からラッセルの名前を聞いたこともありません。アマでラッセルに負けているサンタクルスも軽いリップサービスはしても実をとる試合ばかりです。

だから、王者よりマグサヨやその他世界ランカーの方が面白そうと目移りしてしまいます。

ジョセフ・ディアスも無敗の五輪代表と条件は揃ってますが、今のところ、右でコントロールして精度の悪い左をかます、型にはまった迫力不足な試合をしており、ラッセルは厳しい気がします。オラシオ・ガルシアを軸にみると長谷川やフランプトンに匹敵するものは備えていますが。そして本人も陣営もそれをわかっているでしょう。

ロマチェンコに負けて、無敗神話でなくなったラッセルですが、今となってはロマチェンコにあそこまで対抗した選手としてむしろ株が上がりました。本人の言う通り、試合枯れなのは魅力的なオファーがない。皆避けている面もあるでしょう。

この試合枯れのミニサイズの黒人王者こそ、この階級の王でありキーマンです。米国軽量級、特に黒人ボクサーはこういう理由もあって、ブレイクしづらいといえます。

しかし、クルーザーとSミドルで活況なWBSSが、次はフェザー級での開催を考えているようです。欧州からヒスパニックへ。結局、人気者、バルデス、サンタクルス、フランプトンを軸にした人気者トーナメントになりそうですが、従来からいえば8人のトーナメントなので、そこに米国黒人系やアジアが少しでも含まれればエキサイティングです。そして自分はヒスパニックには賭けないであろう。間違いなく。

https://www.youtube.com/watch?v=4s5lZJgGp20

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