雲のジュウザ/ギジェルモ・リゴンドーVSマンヨ・プランゲ他

コロナパンデミックのピークアウトとキャリーオーバーで迎えた新年もボクシングは元には戻らない。
日本よりも米国、英国は深刻だ。

日本も外国人の新規入国停止に動くようだから、国内世界戦も当分無理だ。
そんな状況なのでボンヤリと希望と展望を妄想してみるしかないが、気になった事など・・・

ギジェルモ・リゴンドーVSマンヨ・プランゲ

WBAがレギュラー王者のリゴンドーに指名戦を命じた模様。
せっかくカシメロVSリゴンドーで両者合意だったのになぁ。

しかしガーナのプランゲにとっては人生を賭けた勝負となる。
プランゲはここまで20勝17KO1分のガーナの32歳。
唯一の引き分けが、IBFの井上尚弥の指名挑戦者、マイケル・ダスマリナスだからかなりの実力者にしてそのあたり。

[st-card-ex url="https://forgotten-legend.com/legend/91771" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

で紹介した記事

トラヴィス・シムズ
「WBAがスーパーチャンピオン制度を作った時、人々はそれを「トラヴィス・シムズルール」と呼んだんだ。デラホーヤやフェルナンド・バルガスの指名挑戦者から私を除外し、私にはママドゥ・チャムやサンチャゴ・サマニエゴと戦えと指令した。」

WBAは収益の見込めない不人気選手にはこれをやる。不人気同士でランキングを掃除しとけとでもいうように。

プランゲにとっては人生を賭けた勝負
リゴンドーにとってはお金だけのために現役を続けているわけで、ここで無名と安いギャラの試合はしたくないが、とにかく試合枯れは避けたい。WBAはいつもリゴンドーに辛辣です。

上記も決定ではなさそうなのでどうなるかはわかりません。いつ、どこでやるのかもわかりません。これでPBCのメインカードは張れないだろう。

井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス

こちらは避けては通れないIBFの指名試合、カシメロVSリゴンドーの機運が高まっていたからこれが自然な流れとおもわれているが、ダスマリナスは日本には来れない。アメリカでこの試合の需要はどの程度あるのだろう?

ダスマリナスはカシメロと同じ、ショーン・ギボンズの手駒だが、井上VSカシメロを実現するには観客を入れた巨額マネーファイトにしたいという意向があるようで、そうなるといつ実現できるのかもわからない。

しかしカネロやライアン・ガルシアの試合は観客入りで過密度で試合が開催されていた。その辺のルール、モラルはどうなっているんだろう。さすがに井上といえど、アジア人同士の軽量級のファイトでアメリカで観客入りでやっても、ファンは上記のようにはエキサイトしないだろう。

今のところ、希望的観測はほとんど出来ない状況だ。

3月あたりに、ロマゴンVSエストラーダがあるようなので、その勝者VSシーサケットの勝者がまた年末頃に井岡と統一戦を行うのかなぁ、その間に井岡は試合なし、あるいはアンカハスあたりとやっちゃうのかなぁ

なんてのも全ては国外、アメリカで実現できるかどうかの話なので期待してはいけない。

ダブル中谷
田中恒成の再起
比嘉大吾の野望
勅使河原の悲願
レイノソチームの京口
泥酔暴徒の寺地
岩佐の次戦

などなど、日本人を中心に据えて考えると、全てが泡のごとく雲のごとく、全く掴めない。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ にほんブログ村 格闘技ブログへ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
0
いいね
いいね
0
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
0
最低
最低
0
コメント一覧
  1. ダスマリナスってフィリピン人だったんですね
    なぜか東欧かどっかの選手だと思い込んでました
    ディフェンスもしっかりしてて、いい選手ですね
    現時点でもガバリョより強そう

    0
    0
  2. ダスマリナスを単なる通過点程度にしかおもってない人が大半でしょうが、フィリピン人でカシメロと同じプロモーターなら、カシメロやドネアやアンカハスあたりの実力はわかっているはずで、手合わせもしているはず。
    そんなダスマリナスが本気で最難関の王者、井上戦に望む覚悟で準備してるんだから侮ってはいけない。
    少なくともロドリゲスやモロニーよりは強打者だろう。

    0
    0
  3. ロマチェンコにやぶれた人気のないリゴンドーはバンタム級におとしてまで、金がほしいので、人気のある金になるボクサーとの試合を狙ってますが、ロマチェンコ以外近年、まったく相手にされなかったリゴンドーとやるメリットが見えませんね。
    負けても勝っても、ロートルに勝ったとか、ロートルに負けたといわれるからです。

    0
    0
  4. 井上はカシメロかウバーリとやって4つの団体のベルトをとり統一させたいといってました。
    ウバーリはともかく、カシメロはリゴンドーとも戦いたがり、井上を含めて煽ってくれてますが、カシメロがかりにリゴンドーに負けた場合、井上大橋陣営はどうするんでしょうね。
    井上はアメリカでやりたいと語ってますが、まだ井上の口からリゴンドーとやりたいといった話はでてきてない。

    0
    0
    • 井上陣営もそうですし、アラムがリゴンドーを嫌ってますので、井上が対戦希望しても対戦出来るかどうか

      0
      0
    • カシメロとリゴンドーがやるなら、勝った方とやりたいと言ってましたね
      でもこのままリゴンドーとはやらないんじゃないか、というのが個人的な予想ですが

      0
      0
  5. アグベコ戦の再来の予感...プランジがダスマリナス戦を超える出来じゃなければいつものリゴンドーの試合になりそう。
    春頃にコロナが落ち着いてれば入国規制が緩和されて井上VSダスマリナスも実現しそうだけど果たしてどうなるか...。

    0
    0
  6. 直近のカネロやガルシアの試合にソコソコ客入れがあったのは、テキサス州では客入れが認められているためです。スペンスvsガルシアなんかもそうでしたね。それでもソーシャルディスタンスを考慮した、会場の大きさに対してスカスカの入りですよ。

    0
    0
  7. いきさつはどうあれ、カシメロがリゴンドーと本当にやるとは思えなかったな
    衰えてるとはいえ、リゴンドーのファイトスタイルはカシメロの鬼門だろう
    負けたら井上戦も遠くなるし、ハイリスクローリターン過ぎると思っていた
    実際のところはわからないが

    0
    0
  8. 獲れるかどうかは置いておいて、初挑戦のチャンスを窺う勅使河原のようなポジションの選手が一番気の毒に思えます。
    Sバンタムって地味にチャンスが少ないし尚更。
    ボクシングに限った話ではないですが、選手たちの貴重な時間が奪われていきますね。

    0
    0
  9. リゴンドーはセカンド王者なので、どうせカシメロと戦うために王座を返上しなければならない。
    だから何の問題もないと思います。プランゲと1位ラッセルで決定戦でもするでしょう。

    0
    0
    • 返上する必要は無いんではないですか?統一戦扱いにはならないですよ、というだけで。
      井上尚弥もロドリゲスとやりましたよ、返上などせずに。

      0
      0
      • あれはトーナメントの性質上、次戦でWBA内での統一が既定路線だったから特例で認められたのだと考えています。

        そもそも正規王者が他団体王者と戦おうとした例がほとんどないので、実際にどういうルールになっているかは分からないです。

        0
        0
        • 王者は他団体のランキングに入っていない&統一戦扱いにならないということで、タイトル戦をするにはどちらかが王座を手放してランキングに入らなければならないということだったと思います
          マクドネルvs亀田もこれに該当していた例だった気が

          0
          0
          • 正規王者だと直ちに統一戦が不可能だという事ではないのですね。
            ライトヘビー級正規王者のパスカルはWBCのランカーで指名挑戦者なので、ランキングに入っていれば対戦は可能という事でしょう。

            0
            0
コメントを残す

※相手に対し失礼だとおもわれるコメントは削除される場合がございます。

おすすめの記事