「バブル」なる言葉が跋扈し、感染者は収まる気配なく、「ウィズコロナ」な不穏な状況、個人的には色々断捨離し整理している昨今だが、ボクシングのカード自体は魅力的なものが加速しています。
ファイターも関係者も、試合がなければ稼ぐことが出来ない。無駄に時を重ねていくことも出来ない、今できる最良の選択肢、最高のカードを追い求めていく必要があるのだ。
12/31 井岡一翔VS田中恒成
[st-card id=102044 ]正式発表がなかなかなかったが、ロマゴンVSエストラーダVSシーサケットで熱を帯び、ドネアまでもロマゴンを求め、ジェルウィン・アンカハスはハイリスク、ローリターンで人気がなく蚊帳の外な状況、年末に日本国内のお祭りの話題がない状況では、このカードは決まるとおもっていたが、正式決定に至ったようだ。
今できる最良の選択肢がこれしかないのだ。
WBO世界王者が井岡であり、下の階級の王者が階級アップしたら自動的に指名挑戦者というWBOのルールに従えばこの試合は必然であり、生き残りをかけたSフライ級統一戦線に残るのは一人だけ。フライ級には両者よりも大きく、若い、中谷潤人という有望な王者も誕生した。
マニアの声に反して、Sフライ級では未知数の田中を推すが、爆発力もあれば被弾するのも田中の方だ。鉄壁、丁寧、流暢、人気者、井岡のスタイルを突破できるか。
12/19 カネロ・アルバレスvsカレブ・プラント
デラホーヤと決別し、フリーエージェントとなったカネロだが、ボクシング界で最も稼ぐ、P4Pナンバーワンと言われるシンボルが今年試合なしで終わることは出来ない。
ビジネス的にはカネロが断然有利だろうが、個人的にプラントのスタイルはかなり好みだ。Sミドル級では小さく、パワー型ではないようにみえるプラントだが、技術的洗練はかなりのものだ。
経験、対戦相手の質以外、スピード、テクニック、リングIQはカネロより上ではないだろうか。そして、大きくみえないとはいえ、カネロよりはかなり大きいに違いない。
プラントを推す。
12月12日 中谷正義VSフェリックス・ベルデホ
[st-card id=104936 ]これは正式決定なのだろうか。中谷はどこで本格的な調整、準備をしているのだろうか。
マニアにとっては普通の世界戦よりも興味深い試合だ。
ノルディーヌ・ウバーリvsノニト・ドネア
身近な人はみんなドネアと言っている。ならば自分はウバーリだ。記事にならない、何も情報のないモロッコ人は虎視眈々と準備していることだろう。両者はスパーリング経験もあるはずだ。井上戦のドネアは強力だったが、ウバーリが弱いという根拠はどこにもない。
11月14日 テレンス・クロフォードVSケル・ブルック
[st-card id=104754 ]もう今週末だ。
ケル・ブルック34歳の今出来る最高のファイト、集大成がみられるだろう。クロフォードはP4Pトップレベルの特別な王者だが、ブルックもそれに劣らぬ逸材だった。
井岡一翔VS田中恒成に合わせて、日本でも数試合、世界戦をねじ込んでくるだろう。
井上や村田が無理でも、寺地やその他で何か決まる確率が高そうだ。
どうせなら、後回しにせず、今、仁義なき戦いをやっちゃおう。
そういう状況なのだ。