
紆余曲折ありましたが、この組み合わせでの王座決定戦in日本でほぼ決定といえるのでしょうか。
最初から2位にいたレイ・バルガスだってやりたかったでしょうが、この大柄なメキシカンはあくまで緑のベルトを狙うのかな。
やらなくても結果が大体予想できた2位決定戦の対ダニエル・ロサス戦に勝利して21連勝全KOとしたジョナサン・グスマンですが、パーフェクトレコードほどには凶暴な強打者という印象はなく丁寧に時間をかけて戦うオーソドックスです。ここ5戦で対戦者の質をあげてきておりそれまでは4回戦並のレコードの相手に積み上げてきたキャリア。
ロサス戦も一方的といえるほどの圧倒ではなく相手の抵抗に苦しみながらも最後は慎重な試合ぶりとパワーの差で相手を棄権に追い込んでのKOです。ジワジワとその強打で相手を削っていく正統派で内山を倒したコラレスやモンティエルを荒々しく強襲したホルヘ・ララみたいな速攻型ではないとおもいます。
そうはいってもダニエル・ロサスも世界の上位をはってきた選手なので和氣の対戦相手の質よりは高いといえ、この試合はホームという有利な条件を加味しても和氣不利を予想せざるをえない。
和氣は長身で左にキレのある有望な選手だが、小国戦以降はほぼ東洋圏の格下といえる相手ばかりで評価の難しい選手だ。
長身でも遠距離から鋭いジャブがあるわけでもなくセコンドについてる鬼塚同様に接近戦で打ち下ろしやアッパーなど軌道の短い左ショートを得意とする選手っぽい。
さらにディフェンスもセンスと攻撃力で相殺するようなやや安定感に欠けたものである。
どこまで強いのかというよりどこまで奥の深い選手なのかよくわからないところがある。
左という勝てる武器を持った選手なのでKOできる期待もあるが、オールマイティーに強く破壊的なのはたぶんグスマンの方であろう。
お互いプレスが強い方ではなく下がっても戦う選手だが、和氣は足を使ってまっすぐ下がることないように注意したい。
お互いにまだわからない部分が多すぎて予想しにくいが、個人的には
ジョナサン・グスマンのKO勝利
を支持する。
たぶんTBSなんで判定までいけば和氣の勝ちになるのでしょうが。
どっちに肩入れする訳でもない試合だが、Sバンタムに日本人が絡んで欲しいなとはおもいます。
そしてまたホープといえるドミニカンがみれるのは楽しみです。
https://youtu.be/seDRdVruv3g
https://youtu.be/H4zZs2cpZTk