2023不完全ガイド:ウェルター級

テレンス・クロフォードが焼け野原にしてしまいました。
次世代のジャロン・エニスがその地位を引き継ぐでしょう。

その他はいないのです。トップアマの転向、活躍を待つまでは。

期待していた、リオ五輪金メダリストのダニヤル・イェレウシノフがエディー・ハーンのマッチルームから離脱し、2021年以降試合をしておらず、11戦11勝 (6KO) 無敗のまま消えてしまいました。

アレクサンダー・ベスプーチンもブタエフ戦後に2連勝2KOしたまま2021年以来試合をしておらず、恐らく消えました。こういう人たちとアメリカ黒人との対決がみたかった。

テレンス・クロフォード

40勝31KO 35歳

もうウェルターでは戦わず、Sウェルターにあげてチャーロ退治を宣言している。
井上VSフルトンのようにさすがにチャーロはクロフォードよりはっきりとデカいが、どうなるか。
チャーロがカネロに勝ったら断然面白いが、体重を再びSウェルターに戻せないだろう。

ジャロン・エニス

31勝28KO 26歳

次に絶対王者として君臨しそうな存在。ライバルも少ない。

バージル・オルティス・ジュニア

19勝19KO 25歳

次世代のメキシコ系アメリカ人の期待の星だが、病気らしく今後が心配

エイマンタス・スタニョーニス

14勝9KO 28歳

アメリカ一強に一矢報いる東欧勢(リトアニア)の希望だが、ロシア人とかと空いた王座を争うにとどまっている。

ラジャブ・ブタエフ

14勝11KO1敗 29歳

あっさり陥落してしまったが負けてない内容だった。非常に屈強なのでまたチャンスを掴んで再浮上して欲しい。ジャマル・ジェームズには貫禄勝ちしたもんなぁ。

ガブリエル・マエストレ

5勝4KO1分 37歳

WBAのおひざ元なので数戦で世界王者にさせてもらったが暫定なのではく奪された。アマチュアが長く高齢

タラス・シェレステュク

19勝11KO1分 37歳

世界選手権金、ロンドン銅でアマチュアの実績は米国勢を上回るもチャンスに恵まれず。マエストレとベテラン対決に引き分けた。
もうほとんど試合をしていないので無理だろう。

コディ・クロウリー

22勝9KO 30歳

クドラティロ・アブドゥカホロフに初黒星をつけたり強豪を次々に下しているが、一発ではなく手数で勝負するタイプ。

アレクシス・ロチャ

23勝15KO1敗 26歳

ラシディ・エリスに判定負けも、その他では力強く勝ち続けており、世界挑戦間近な位置にいる。

スレイマン・ディオプ・シソコ

16勝9KO 32歳

セネガル生まれのフランス人ボクサー。リオ五輪銅メダル。以前はSウェルターではなかったかな。
技術は安定しているがアメリカデビューが地味で強いインパクトを残せていない。

佐々木尽

16勝15KO1敗1分 22歳

これだけ若くてエキサイティングで集客力があるウェルターは今はいないので勝ち続けていればチャンスは掴めるだろう。
そのくらい、クロフォードとスペンスが抜けると穴場な階級なのだ。

ラウル・クリエル

12勝10KO 27歳

メキシコ期待のウェルター級、アマの下地もしっかりしている。

シャクラム・ギヤソフ

14勝9KO 30歳

ダニヤル・イェレウシノフが消えたので残る期待は彼しかいない。世界選手権金、五輪銀
すごい選手なのだがプロではいい時もなんだかなぁな時もある。
こういう選手が米国勢に絡んで欲しい。

イワン・ゴルブ

21勝16KO1敗 34歳

ウクライナのプロスペクトだが、ジャモンテイ・クラークに初黒星。チャンスを掴めるか

ジョバニ・サンティリャン

31勝16KO 31歳

戦績はいいが実力は?

ジョーディ・ワイス

30勝3KO1分 30歳

フランスのボクシングにはKOの文化がないのかな。

エイビアス・グリフィン

13勝12KO 29歳

長身、強打

アレッサンドロ・リグッチーニ

28勝24KO 35歳

キックボクシングの世界王者かな。ボクシングでも快進撃を続けている。

ヴィタリー・ペトリャコフ

15勝11KO 22歳

恐らくロシアのトップアマ出身、若いので早めにプロに転向したのかもしれない。

セルゲイ・ルブコビッチ

16勝10KO 28歳

5年前に紹介していた。
ロシアで活動しており、メインストリームに来るかどうか。

このような感じでジャロン・エニス以外に強力な選手がいません。
またキース・サーマンあたりが王者に返り咲いたり、ライトやSライトの草刈り場と化すかもしれません。

人気があり華やかな階級だけに、アメリカだけでなく世界の強豪が凌ぎを削って欲しいものです。
日本の佐々木はランキングも評価も高く、クロフォードやスペンスが去った後は穴場なのでチャンスといえますが、それよりギヤソフやルブコビッチが下にいるというのがボクシングの政治なのでしょうか。

アンディ平岡もそうですが、実力をつけて本物の世界ランカーと戦ってみて欲しいものです。

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