最近の試合結果など

週末から週明けにかけて国内外様々な注目ファイトがありました。

個人的に一番残念だったのはこの試合

ロリー松下VS大場浩平

11回KOで大場が敗れました。
新人の頃から注目していてもう日本人では立派すぎるキャリアですがどうしてもフィリピンの強豪の壁を越えられません。
昔は運動神経、センスだけでなんとかなってた個性的なボクシングが強豪相手だと厳しくなってきてうようです。
徐々に強く成長というよりは逆に攻防分離、ブロック主体のディフェンス、などスタイルに壁が出来てしまっているようです。
彼ならセルジオ・マルチネスばりの攻防融合されたハイレベルボクシングができるとおもっているだけに残念な結果でした。
しかし内容は初回のダウンのダメージが全てだったようで巻き返しは期待できます。ファイトかボックスか己のスタイル確立させて欲しいです。
ロリーは本物王者のモレノと世界戦してます。その試合含め何度も負けを経験してますがそういう選手を見捨てないで日本で世話してるジムは偉いとおもいます。
こっちの試合の方が7日の祭りよりよほどハイレベルであったろう。

ダンテ・ハルドンVS玉越強平

メキシコでのチャレンジマッチは玉越が逆転KOで世界一位に勝ったとのこと。ハルドンは正真正銘メキシコホープでなかなか濃密なキャリアでした。粟生に挑戦しても見劣らないほどのところにいました。かませばかりで築かれた戦績ではありませんし映像みると素直に強いいい選手。日本のトップであと少しだった玉越の経験が生きたものとおもわれます。
技術では劣勢でも日本ランキング上位で凌ぎ削ってるレベルは十分世界トップと渡り合えることをを証明しました。厳しい試合の経験が違うとおもいます。
チャレンジしてよかった。

佐藤幸治VS淵上誠

佐藤が逆転KO負けとのこと。帝拳いいことずくめではなかった。東洋無敵、それでも世界は遠いをおもわせる独特の存在感であった佐藤、かねてから指摘されていた大味、スローなところがやはり隙だったか。この相手なら勝てるという調整でなく誰とやっても(ホプキンスでさえも)負かすくらいの練習とコンディションでないと足元すくわれます。日本、東洋で敵なしで慢心なところなかったでしょうか。叩き上げの渕上のモチベーション、練習量が上回てったとおもいます。結果論ですが。

ブライアン・ビロリアVSジョバンニ・セグラ

セグラの勢いが勝っていた前評判だったとおもいますがビロリアも文句なくいい選手。パンチも強烈、なので後半までいかなけりゃビロリア勝つとおもっていましたが・・・これで取りこぼし病もなくなりビロリア盤石か。正直こっちの方が日本人が絡むAやCなんかよりずっとハイレベルにおもえます。その中でひとりポンサクレックだけはすげぇ強いとおもいますが向井とやるとか・・・萎えます。
顔面崩壊がすさまじかったセグラなので負けは仕方ないとおもいますが倒れるそぶりもみせず後半不気味な中でのストップでした。
まだまだやるでしょう。ただブルドーザーのようなスタイルで大味です。

アミール・カーンVSレイモント・ピーターソン

誰もが認めるエリートのカーンがやや不利な判定で負けるというアップセット。当然彼有利な採点傾向かとおもいましたが。
弱い者ほどよく吠えるじゃなく強くてよく吠えるカーンでしたが能力あっても自信過剰すぎ。ずっとブラッドリーの方が強いとおもってますが実際そういう感じになってきました。マイダナ戦を比べてもオルティスの方が上じゃねぇかとおもっておりましたが・・・前半生きがよくて後半グダる、そういう特徴があります。ライバルたちと同列で一から出直してください。ピーターソンは傑出したものないとおもいますがめちゃ苦労人なので応援したくなる選手です。

これでSライト、ウェルターあたりは面白くなってきました。誰かが抜けてるということはなさそうだし未だメイウェザーの高い壁は絶対的のようです。
パッキャオはおいといてカーンより案外カネロあたりの方がスーパーエリートなのかもしれません。

真剣勝負は面白いです。

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