今週末の注目の試合についてまとめてピックアップしました。注目はミドル級のエリートレベルなの君たち?あるいは裏街道の主役かもしれないジャモール・チャーロとデメトリアス・アンドラーデの登場です。彼らはスーパーウェルター級の頃からライバルでした。(アンドラーデの逃走)カネロが本当に逃げているのはどちらなのでしょう。
ジャモール・チャーロVSブランドン・アダムス
6月29日、テキサス州ヒューストン。
いわゆるミドル級のエリートの一角にしてその他エリートに相手にされないジャモールの暫定王座の防衛戦は米国人気番組コンテンダー優勝のアダムス。3年間のレイオフからタイロン・ブロンソン、イエフゲン・キトロフ、エリック・ウォーカー、シェーン・モズリー・ジュニアを破りチャンスを掴んだ。チャーロは28勝21KOだが最近の22連勝で19KOとノックアウトアーティストぶりを発揮している。ビッグマッチが実現しないチャーロが気持ちをきらさなければ盤石のKO防衛が濃厚だが、アダムスは結果のみでここまでのしあがってきた実力者。
前座は
エリクソン・ルビンVSザカリア・アトウ
エドゥアルド・ラミレスVSクラウディオ・マレロ
などが予定されている。
デメトリアス・アンドラーデVSマシエ・スレッキ
6月29日、ロードアイランド。
いわゆるミドル級のエリートの一角にしてその他エリートに相手にされるかもしれないWBO王者アンドラーデの防衛戦はダニエル・ジェイコブスに肉薄したポーランドのスレッキ。スーパーウェルターでもやっていたスレッキが少し小さいかとおもっていたら185センチとアンドラーデに劣らぬ体格であった。両者の差はリーチにありスレッキが173センチであるのに対しアンドラーデは187センチ。負けられない臆病なアンドラーデは徹底してジャブや威嚇の左で距離をキープするだろう。
接近しないと活路がないスレッキだが、コンパクトでスピーディーな出入りで長いアンドラーデの距離と威嚇射撃をかいくぐってプレスをかける事ができればノックアウト勝ちもありえる。共にジャック・クルカイに苦戦している。未来の予定ほどアンドラーデに有利な試合とはいえない気がするがここを圧勝するなら大きなアピールとなる。
前座は
カリ・ヤファイVSノルベルト・ヒメネス
ジョセフパーカーVSアレックス・リーパイ
アンソニー・マルセラVSホセ・オーベル
などが予定されている。
リチャード・コミーVSレイムンド・ベルトラン
6/28日、カリフォルニア州テメキュラ。
悲願の世界王者に輝いたガーナのコミーの初防衛戦の相手は岡田を破ったベルトラン。岡田を倒す破壊力があるのにライト級も作れるのが憎い。(過去にドーピング、体重超過あり)WBOスーパーライト級王者のモーリス・フッカーが、ベルトランの事をタフでしぶとい男で岡田とはキャリアが違った。岡田もパンチがあるから経験積めばいつか勝てるだろうと言っていた。
コミーはKO率が高く危険なパンチャーだが、トップレベルに惜敗してきた過去があり、ベルトコレクションのロマチェンコやプロスペクトのテオフィモ・ロペスにターゲットにされている。
この勝者が7/19日に行われるテオフィモ・ロペスVS中谷正義の勝者が挑戦する王者だ。KO決着が予想される。
岡田の仇を中谷が討つ確率は1%くらいはあるのだろうか・・・
https://www.youtube.com/watch?v=r8kF4wsm3Qs
https://www.youtube.com/watch?v=93OEjrWNy0Y
前座は
カルロス・アダメスVSパトリック・デイ(村田のスパーリングパートナー)
ジュニア・ファVSドミニク・グイン
サウル・ロドリゲスVミゲル・アンヘル・ゴンザレス
などが予定されている。