マチャドはたしかジェスリル・コラレス戦は逆転でダウンも屈しているので決して突破できない壁ではないとおもうが並のランカーには負けぬ完成度を誇る。大柄で左ストレート、右フックに一打必倒の破壊力、勤勉で丁寧なボクシング・・・対するは経験豊富な消防士(建設技師)のカンシオ。彼の記事を読んだので応援するが、地力はマチャドだろう。
1 | 2 | 3 | R | |
マチャド | 10 | 9 | 9 | 28 |
カンシオ | 8 | 10 | 10 | 28 |
カンシオは日本人のような戦績の挑戦者だな。
マチャド、決して打たれ強くなさそうだが
なかなか鉄壁なのだ。
1R
カンシオがいぶし銀の巧さを発揮して
いい打ち合いをするも、マチャドのコンビネーションからの左アッパーでダウン
マチャドにはこういう毒針が色々ある。
それ以外はカンシオなかなかいいんだが
マチャド10-8
2R
やはりマチャドの距離がカンシオには少し遠い。
よく頭を振って接近しているが、そこからマチャドのショートコンビが鋭い。
しかしカンシオのブロック、コンビネーションも勤勉でいい。
大きなクリーンヒットでカンシオのアゴがあがったが、勤勉なカンシオのコンビを買う
ファイトスタイルも日本人的
カンシオ10-9
3R
カンシオのコンビネーションの左フックが
マチャドをもろに捉える。
マチャドは効いたか、カンシオのしつこいコンビネーションに耐える時間が続く。
やっぱり効きやすい面がありそうだ。
カンシオはコンビネーションが素晴らしい。
マチャドの大砲を食わなければいけるかも。
両者、ちょっと効いている。
カンシオは倒されそうであり倒しそうでもある。
カンシオ10-9
4R
いぶし銀の強さを遺憾なく発揮しているカンシオ
地味だがコンビネーションが素晴らしくマチャドは全部を捌ききれない。
上下左右様々な角度でしつこく連打。
マチャドには距離と一発の毒針があるが、下がっている。
カンシオのボディでマチャドダウン。
さらにもう耐えきれず、ダウン。
3度目も同じ、もう効いて何もできず倒壊。
カンシオが劇的なアップセットで王座獲得。
すごいドラマチック。
これを書いた甲斐があった。
雑草が苦難を乗り越えて王者になるという昭和のボクシングのような試合でした。
ボクシングスタイルもカンシオのそれはセンスより努力そのものの地味なものでした。
19勝14KOとパワーはあるんだよな。
ストーリーにあった娘も息子もリングイン
感動の戴冠でした。
マチャドには若さ故の脆さがありました。
脆かった。
レイ・バルガスもボディが弱点かもね。
今日はグダグダな試合もありましたが
デービスの恐ろしさ
カンシオのいぶし銀
バルガスのグンニャリダウン
と見どころの多い週末でした。
明日も岡田VSベルトランや
ラミレスVSセペダ
セルバニアVSカストロ
など見逃せない試合がありますよ。
ジェシー・バルガスがゲスト解説をしてましたがハンサムですな。
アドリアン・エストレージャの久々の復活もなかなか感動的でした。