優勝候補の一角、レジス・プログレイスの地元で行われる準決勝。プログレイスとジョシュ・テイラー、どちらが本命、優勝を望まれた存在なんだろう?事前予想は断然プログレイスだが、孤高のファイトスタイルのレリを応援したい。ここで差をつけて勝つような勝者なら優勝候補といえるだろう。接戦なら・・・?
プログレイスの勢いが目立ちますが、年齢はほぼ同じ、プログレイス30歳、レリ29歳、共に1989年生まれ。英語だと難しい・・・キリル・レリはクリオ・レイリのようです。
[st-card id=63968 ]バンタムに匹敵する壮絶な試合になるか?
この日の主役はルーガールー、レジス・プログレイスのはずだ。
でもガンバレ、マッドビー。
全部アウェー、脱退の噂もなく寡黙にWBSSについてきた。
両者とも底が知れない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | R | |
レリ | 8 | 9 | 9 | 9 | 9 | 44 |
プログレイス | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 50 |
ミニプログレイスがリングにいる。
プログレイスの地元の声援が圧倒的。
1R
様子見の両者、レリの方がいいくらいで
レリの右ショートが当たるも、プログレイスのボディ
あるいはローブローでレリが背を向けたところにプログレイスが襲い掛かり
レリダウン。これは不運だが、ローブローではないな
プログレイス10-8
レリはサウスポーになったのが仇となった。
2R
若干持ち直したレリだが
ボディが効いており、俄然プログレイスが優勢で攻めていく。
プログレイスのタイミングとパワーがすごそうで
顔面にも効かされ、レリ相当劣勢だが
ゴングと同時に打ち返したレリのパンチで
プログレイスがよろめく
ちょっと効いた。
プログレイス10-9
3R
レリは鼻血か顔面が流血。
呼吸がつらそうだ。
鼻が折れたかという感じ。
しかし覚悟を決めて積極的に攻める。
プログレイスはボディワークで捌きながら爆発を狙っている。
ボディが出るとレリは苦しそう。
プログレイス10-9
4R
プログレイスペースではあるが
技巧ではレリもよくやっている。
すごいフェイント合戦だが、プログレイスはレリのフェイントにひっかからない。
前に出るのはレリだが、試合を支配しているのはプログレイス
やっぱりプログレイスのボディが当たるとレリは苦しそう。
プログレイス10-9
5R
レリのパンチはスイスイかわすプログレイス。
ボディワークの達人だ。
時折ちょこんと出すプログレイスのパンチが重そうで
レリの顔面をはじき出血させていく
プログレイス、大変な実力者だな
プログレイス10-9
6R
レリが攻めているのだが、当たらず
プログレイスのブローで出血していく。
ハイレベルな攻防なのだが、なぜかレフリーが試合を止める。
出血多量なのか
一方的と判断したのか
そこまで一方的ではなかったが
試合の趨勢はみえていた。
レリを応援していたが、一方的な試合になってしまった。
初回のダウンも、レリが背を向けた時点でレフリーがカウントしていれば
無駄なパンチを食わずに済んだ。
2回最後にはレリのパンチでプログレイスがよろめいたが
これは不注意だろう。
プログレイス、変態的なボディワークの巧さと破壊的なパワーがあり
断然優勝候補だな、これは。
ジョシュ・テイラーのような機能的に美しいボクシングでは崩せないとおもう。
バランチェクのガムシャラパワーファイトに期待するが、厳しいだろう。
プログレイスは上手いだけでなくパワーがある。
この試合でも2回の不運以外ほとんど打たれていない。
変態的ボディワークと反応の良さがあるから距離も克服できる。
ジョシュ・テイラーの優勝が望まれている気がするが
プログレイスだろう。
しかしレフリーストップが早い。
ジャーメル・チャーロもリングに上がって祝福。
プログレイスというのはわかりにくいが、テレンス・クロフォードに勝るとも劣らないスーパーライト級かもしれない。
ちょっと変わっている。教科書にない感じ。どの現王者よりも強い。