
マニアのこだわりというかビッグスターだけじゃなくて人気ないけど好き、能力相当高いだろうみたいな選手に注目していて長きにわたりその最たる例が彼です。
今度ウェルター級で試合するそうですが相手よく受けましたね。こんな男と戦っても得るもの少ないだろうに。
コアなファンには認められてもどうせ増量グスマンの衰退期と結論づけられそう。
GO!さんのブログで貴重な彼の近況が紹介されていたので書きたくなってしまいました。
リトルタイソンとしてSバンタム王者となった頃(もう10年前くらい)からWBOでしたのでなじみ薄めでしたがそれはそれは今のガンボア級の強さでした。
速い、巧い、破壊的、野性的・・・浜さんもジョーさんもどこか距離を置いて解説なさっているような感じに見受けられました。
それから今まで飛び級入れて3階級制覇し未だ無敗
(フネカ戦①は負け、②は失格だとおもいますが)
目立つところではウンベルト・ソトを完封、ホルヘ・ロドリゴ・バリオスには危ないところはあったがまぁ妥当な勝利ってなところでしょうか。
階級アップに従い、メイウェザー的なスピードとディフェンス重視な戦い方にスタイルが変わり、写真のようにチビなのに計量失格繰り返したりで、すっかり人気も信用も失った彼ですが、能力の高さだけは否定できないところです。
ターニングポイントとなったのは振り返れば同胞のアガピト・サンチェス戦からじゃないでしょうか。
同国最強決戦みたいな趣のこの試合、サンチェスは負けの多い苦労人でしたがグスマン戦前は快進撃のパッキャオと戦っており、パッキャオが負傷してややトラブルに陥りはじめてきた矢先の負傷引き分けでした。あの試合は先が読めない展開でした。
そんな同胞対決にKO勝利し恐らくドミニカ史上最強のボクサーとなり、何かが変わったのでしょうか。
体重作れなくなってその後の試合は全部判定です。
GO!さんのブログ見ると今でも深刻な体重苦だそうですがあんなに小さくて判定王者yとなってしまった彼を信じることも応援する気持ちも失せてしまいます。
ウェルターのグスマンなんてみたくないなぁ。ディフェンスと瞬間連打だけは華麗なのでしょうが。
そこそこ適正体重とグッドコンディションで、負けないに徹したら
メイウェザーやアンドレ・ウォードに匹敵する能力の持ち主かもしれませんが、リトルタイソンの頃の幻影がある自分にとりそれでは飽き足りません。
誰があんたと試合やってくれるのかわかりませんが、意欲がありチャンスがあるなら態度でみせてよ35歳。
そんな日陰の元怪物君です。
しかし拘ってしまうのはこういう影の実力者が好きなんだなぁ自分は。
みなさんにもそういう存在っていますでしょうか。
カーンとか追いかけていてもつまんないんですよね、どこか。
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